老け顔に見える3つの顔のタイプ@あなたはどのタイプ?
顔の老け方には、「たるみ型老化タイプ」「コケ型老化タイプ」「たるみ&コケ型老化タイプ」の3つのタイプがあり、骨格や脂肪の量、筋肉の付き方(衰え方)により、それぞれのタイプに分けることができます。
ご存知のとおり、老け顔になる要因は、「皮膚の老化」「皮下組織(脂肪組織)の老化」「筋肉の老化」と言われていますが、実は「骨の老化」や筋肉のすぐ上(外側)にある「筋膜の老化」も大きく影響しています。
骨格は遺伝によるところが大きく、骨の老化を防ぐことは容易ではありませんが、脂肪の付き方は肥満や急激なダイエットなどが原因となる場合もあり、また筋肉の衰えは日頃の生活習慣(表情や姿勢)が大きく影響してくるため、スキンケアや筋肉トレーニング、マッサージなどで老化を防ぐことが可能です。
ただ、気をつけなくてはいけないのは、老化タイプによりケアの仕方が違ってくるということです。
たるみ型老化タイプには効果的なケアも、コケ型老化タイプには逆効果になることもあり、良かれと思って続けていたケアが老化に拍車をかけ、以前より老けて見えるようになることもあります。こうなってしまっては元も子もないですよね。(というか、悲惨)
まずは自分がどのタイプか鏡をみて確認し、自分にあった正しいケアをマスターすることが大切です。
ふっくら可愛いほっぺも老化と共に萎んで垂れる「たるみ型老化タイプ」
「たるみ型老化タイプ」は、比較的丸顔で、若い頃は頬がふっくらと豊かな方に多いタイプ。頬に脂肪が多く、筋肉の老化や重力により脂肪がたるみ、脂肪が多い分、顎や?の重心が下がり、ブルドッグ顔やマリオネットライン、二重あごなどになりやすく、疲れた印象になりがちです。
小顔でも丸顔で脂肪が多い方はたるみの危険性が潜んでいます。
たるみ型老化タイプの対策法
「たるみ型老化タイプ」の方は、とにかく太り過ぎないよう気をつけること。特に顔から先に太ってしまう方は二重あごになりやすいため、日頃から顎と首のデコルテラインのケアを習慣づけましょう。
脂肪を燃焼させる表情筋トレーニングや、ダイエット専門クリニックでの顔痩せなども効果的です。
セルフケアのポイント
表情筋ケアをする場合は、顔全体の筋肉を鍛えますが、特に口の周りや頬の筋肉を中心にケアし、顔の皮下脂肪を落とすストレッチなども同時に行うとより効果的。顎を突き出すようにして斜め45°上向きの状態で静止し、首の下の筋肉を伸ばすとフェイスラインのシェイプアップになります。
リンパマッサージでのむくみ解消や、肌を温めることで血流を促進し、脂肪燃焼効果を高めることも大切です。
シャープで知的な印象の三角形顔は老化と共に頬のコケが目立つ「コケ型老化タイプ」
小顔で頬が張り出し、目鼻立ちがはっきりとした方に多いのが「コケ型老化タイプ」。外国人のような凛とした横顔はクールで知的な印象を与えますが、年とともに頬のコケが目立ってきます。
エラが張っている場合はカモフラージュできますが、そうでない方は余計コケ感が目立ち、やつれた印象になりがちです。ほうれい線などのたるみに悩むことは少ない反面、目元のしわやたるみが目立ち、脂肪が乗りにくいため首にしわができやすいのもこのタイプ。
コケ型老化タイプの対策法
スキンケアだけでは対処できないのが「コケ型老化タイプ」。顔の脂肪をある程度維持するためにも痩せすぎには注意しましょう。ヒアルロン酸やアクアフィリングなどのフィラーによる注入や、お腹の脂肪を顔面に注入することでふっくらとした頬をキープすることも可能です。
また、硬いものをよく噛んで食べたり、表情豊かに話すなど、顎の筋肉を活発に動かすことで筋肉が鍛えられ、肌を持ち上げる力をつければ、ある程度頬のコケを防ぐこともできます。
セルフケアのポイント
自宅で表情筋ケアを行う場合は、目の周りの「眼輪筋」や頬の筋肉(小頬骨筋、大頬骨筋)、鼻の横を通る「上唇鼻翼挙筋」などを中心にケアし、目の下のたるみや小じわ、ゴルゴラインのケアを中心に行いましょう。髪の生え際やコメカミ、頭皮マッサージなども目元のたるみケアに効果的です。
頬の筋肉を鍛えることも重要ですが、鍛えすぎると脂肪が燃焼されるため、やりすぎには注意しましょう。
保湿効果の高い化粧品や、良質なコラーゲンドリンクなどを利用し、ふっくらハリのある肌を保つことで頬のコケをカバーすると良いでしょう。
ぷにぷに頬がキュートな小顔は老化と共にたるみとコケに悩む「たるみ&コケ型老化タイプ」
小顔で頬に脂肪が多く、骨格が華奢で笑うと頬がぽっこり膨らむ方に多いのが、複合型の「たるみ&コケ型老化タイプ」。脂肪が多いためたるみやすく、小顔であるため頬がコケやすい。
皮膚が柔らかい方ほど早くからたるみやすく、老け顔の要素が多くでるため複合ケアが必要です。加齢による骨の老化で顎の骨が小さくなると、二重あごやブルドック頬になる可能性も大。老け顔防止は早めにケアをはじめましょう。
たるみ&コケ型老化タイプの対策法
たるみ&コケ型老化タイプは、太りすぎず痩せすぎず、食事や生活習慣に気をつけ、たるみ型老化タイプとコケ型老化タイプの対処法をあわせたものを実践しましょう。
セルフケアのポイント
「たるみ&コケ型老化タイプ」は、骨格が華奢なため表情筋をしっかりと鍛え、筋肉の凝りをほぐすマッサージや、頭皮を柔らかくするヘッドスパ、リンパや血液の流れを促進するセルフマッサージなどを同時に行うとより効果的です。
さらに、ヒアルロン酸やエラスチンなどが配合された保湿美容液や、コラーゲンドリンクなどを利用し、肌にハリと弾力をつけることでコケをカバーしましょう。
まとめ
「老け顔」と言ってもいくつかのパターンに分類されることがわかりました。
今回ご紹介した意外にも、丸顔、四角顔、三角顔、卵型など、顔の形そのものでもなやみやケアの仕方は違ってきます。一番大事なのは、自分がどの分類に属するか、またどんなケアが有効で効率的なのかを知って、一日も早くケアをはじめることです。
エステナードリフティのようなEMS美顔器は、自宅で簡単にスキンケアとほうれい線ケアができ、さらに自分にあった箇所をピンポイントでケアする事ができるので、誰でもすぐ実践する事ができますが、家庭用なので、エステやクリニックの機器と比べるのは否めないです。
悩みが深く、ケアも簡単にはできそうにない場合は、美容皮膚科やクリニックを利用するのも1つの選択肢としてありだと思います。最近は技術も進み、次々と新しい施術が出ているので、その中からどれを選択するかじっくり検討し、信頼できるクリニックを選びましょう。
毎日鏡を見るたび年齢肌にため息をつくより、悩みが解消されていく過程を楽しみながら鏡に向かう方がとても建設的で幸せだと思います。頑張りましょう!
参考試料:VOGUE JAPAN みやた形成外科・皮ふクリニック LOCARI